人が作りだした素材は人の手で自然に還す
[Green Composite Hills by hide k 1896(グリーン・コンポジット・ヒルズ)]は素材・製品・消費者・再生が循環する産学官連携によるサーキュラーエコノミー構築コンソーシアムです。
環境調和型素材を軸に、最終製品メーカーやマーケットと連動して“トレーサビリティ”を構築し資源が循環する仕組みの確立を目指しています。
株式会社hide kasuga 1896 が主宰する産学官連携型サーキュラーエコノミーコン ソーシアム「Green Composite Hills by hide k 1896®」の取組の一環として、長野市産の森林間伐材の木粉とバイオマスプラスチック(三井化学グループ製)を配合した環境調和型素材「TRANSWOOD® with Prasus®」のペンケース( デザイン: 隈研吾氏) を、 長野市立東部中学校の生徒が1 年間使用した後、新たな付加価値を持つ製品に段階的にアップサイクルすることで、循環型社会への意識の醸成を図るものです。なお、ベンチとして善光寺境内に1 年間程度設置した後は、アート作品にアップサイクルする計画です。
step 01
2023 ペンケース
建築家 隈研吾氏のデザインによる環境調和型素材「TRANSWOOD®with Prasus®」製ペンケースを、 長野市立東部中学校の生徒に配布し1 年間使用。また、信州大学繊維学部との共同研究として生徒を対象に感性評価・環境意識のアンケートを実施しました。
step 02
2024 ベンチ
生徒が1年間使用したペンケースを回収し、TRANSWOOD® withPrasus®製ベンチにアップサイクル。ベンチは善光寺 (長野県長野市)に奉納され境内に設置されました。
環境調和型素材のペンケースの、使用・回収・アップサイクルを一体的に体感することを通じて、サーキ ュラーエコノミーに対する理解促進につなげるために、令和 5 年度から市原市が主体となり、三井化学株 式会社、株式会社 hide kasuga 1896 との連携によって実施している啓発事業です。
step 01
2023 ペンケース
建築家 隈研吾氏のデザインによる環境調和型素材「TRANSWOOD®with Prasus®」製ペンケースを、市立南総中学校の全校生徒約 250名に使用。本プロジェクトのスタートを記念してシンポジウム(小出譲治氏(市原市長) x 橋本修氏(三井化学 代表取締役社長) x 春日秀之)を開催しました。
step 02
2025 ベンチ
生徒が1年間使用したペンケースを回収し、TRANSWOOD® with Prasus® 製ベンチにアップサイクル。ベンチは南総中学校に設置されました。